社会福祉法人おおくま福寿会 大熊町認知症高齢者グループホームおおくまもみの木苑(大熊町)

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今回の訪問先社会福祉法人おおくま福寿会
大熊町認知症高齢者グループホーム おおくまもみの木苑(大熊町)

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近くに住む同僚と、“多く作ったから食べる?”とか今までなかった近所付き合いがあり、他人の優しさを感じています。みんな楽しく頼りになります。

丹野沙也加さん丹野沙也加さんのプロフィール接続線のイラスト
大熊町で働くことになった経緯や町の様子
 高校卒業後、特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの入所系施設に勤務し、寝たきりの方やターミナルケアに携わることが多かったのですが、介護老人保健施設を退所しグープホームに移った利用者と元気な姿で再会することが多く、グループホームではどんなケアをしているのだろうと興味がありました。ちょうどその時、大熊町で新しくグループホームができることを知り応募してみました。
 私の地元にも原子力発電所があるので、事故のあった大熊町にちょっと戸惑いもあり、自分でも色々調べました。ネットの情報だけでなく、悩んだら行動すべきと思って実際に足を運び、ここで普段通り生活を送っている人がいることを知りました。初めて大熊町に来た時「ここで働けるなら働きたい」と思ったので、自分の目で確認することは大事だと思います。また、家族も心配しましたが、実際に大熊町に連れてくると“頑張ってみたら”と完全に認めた訳ではないのですが、最後は送り出してくれました。
 大熊町に面接に来た時、この施設も建設中で商業施設もなく、正直、大丈夫かなと思っていました。その後、すごいスピードで商業施設ができ、町で歩いている人も増えてきているので、このまま活気づいてくれることを願っています。
職場の様子
 グループホームは個人と関わる時間が長くより密なケアができ、これまでの自分には経験がなかったので新鮮に感じます。また、グループホームの特徴として認知症の方が多く、1人ひとりを把握し、症状に合わせた介護は、いつになっても難しいと感じます。
 施設のオープン時から勤めていますが、半月経った頃から利用者が二人、三人と増えてきました。利用者は大熊町出身の方が多く、ご家族と離れても大熊町に戻りたいという方もいます。新型コロナ対策により、ご家族となかなか会えない状況が続いているので、日頃の職員の接し方がすごく大事だと感じています。
丹野沙也加さんの画像2
 
介護のやりがいと今後の目標
 介護の仕事は、人生の大先輩の話を聞くことができ、少し心に触れることができるところが醍醐味だと感じています。大熊町特有のことだと思いますが、10年近く避難しやっと戻れたものの、様々な事情があって家族は戻れないという話を聞くと、ホッとした気持ちがありつつすごく複雑な気持ちでいるのだろうなと感じる場面があり、そうした心情を察しながら、今後どんなケアを提供していくのか、家族のように接したいと考えています。
 ここで働くまで「介護福祉士もあるし、このままでいいや」と思っていましたが、ケアマネージャーの資格がある上司の仕事をみていたら、自分も高いスキルを身につけて、現場で活かせるようになりたいなと思うようになりました。
丹野沙也加さんの画像3
 
ふきだしアイコン上司・同僚からの声
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『丹野さんってどんな方?皆さんの様子は?』
話す人の画像
『丹野さんは、リーダー気質のある方です。職員1人ひとりの意見や不満にも否定せず聴いて同調し、その先の「どうすれば良いか」という指針を置き去りにせず、方向性を示してくれます。』(上司より)
話す人の画像
『丹野さんは、キビキビしていてとても頼りがいのある方です。一言の声掛けで皆をパッと明るくしてくれます。入居者様が日々楽しく過ごせるよう、フレンドリーにとても良い雰囲気を作ってくれるので、自分も見習おうとシャキッとした気持ちになります。』(同僚より)

 

カメラアイコンあとがき
 “一緒に働く職員の方々の経験談もすごく勉強になる”と話す丹野さんに、向上心の高さを感じました。

(担当 川添)

取材:令和3年11月11日