ふくふくバスツアー(東京駅発着いわき市行)レポート

 2023年8月19日(土)に、「福」島の「福」祉の魅力に触れていただくための、福祉のお仕事発見バスツアー(以下、「ふくふくバスツアー」)を開催しました。
 福祉のお仕事を探されている方はもちろん、移住に重きを置いてツアーに参加された方など様々な方にご参加いただいたツアーのレポートをお届けします。

 参加者の皆様には東京駅に集合いただき福島県の海側の玄関口であるいわき市へ向かいます。

 バスの中では、福島県いわき地方振興局の移住コーディネーター 鈴木 美由紀さんから福島県の魅力や移住支援制度、福祉施策に関する取り組みについてお話をいただきました。
 方言クイズなど、いわき市に関する理解を深めながらあっという間に、いわき市に到着です。

■地域密着型特別養護老人ホームりゅうじん

 地域密着型特別養護老人ホームりゅうじん(以下、「りゅうじん」)は、いわき市洋向台にある介護施設です。
 海を望む高台にあり、近くには太平洋といわきの街を一望できる三崎公園や東北最大級の体験型水族館アクアマリンふくしまなどがあります。
 定員29名以下のユニット型の特別養護老人ホームなので、家庭的な雰囲気で介護を受けながら生活を送ることができます。

 参加者はまず、地域交流室に案内され、生活相談員の平田さんから施設の概要をお話しいただいた後、実際に施設を見学させていただきました。

 体の不自由な方でも入浴することができる機械浴の説明の後、利用者さんの生活スペースであるユニットを回らせていただきました。
 それぞれのユニットには海に関する名前が付けられ、入り口には素敵な表札が付けられています。
 各ユニットの雰囲気は、暮らされている利用者さんや担当している職員さんの好みや個性が反映されていると、施設長の阿部さんから説明をいただきました。
 ロビーなどにも季節の飾り付けがされていて、施設の中でできるだけ楽しく暮らしていただきたいという職員さんの思いを感じます。

もうすぐ、施設内で夏祭りがあるとのことで共有スペースの飾り付けがお祭り仕様になっていました。

 本来であれば地域交流室などを地域の方々に開放して、交流できる施設にしたいとお話いただきました。新型コロナウイルス感染症の流行前は、りゅうじんの立地する住宅地で行っているマルシェなどにも参加されていたそうですが、現在は感染症等の懸念もありなかなか難しいとのことです。
 今回見学させていただいて、立地も住宅地の中にあり、明るくて本当に素敵な施設だなと感じたので、早く地域に開かれた施設に戻るといいなと感じました。

 りゅうじん見学後は、昼食会場へ向かいます。

 小名浜魚市場直売所 丸克商店の2階海鮮レストランまるかつさんです。
 小名浜港に隣接したお店で、2階の窓から海を望みながらみんなでお膳を囲みます。
 施設見学の感想や移住や就職について悩んでいることなどを話しながら海の幸満載のお食事をいただきました。

■福祉の職場合同就職説明会inいわき

 午後は、本会主催の福祉の職場合同就職説明会に参加です。
 ブースを回る前に、各法人・事業者さんから3分PRという形で施設をアピールいただきました。PRを参考に、参加者の皆さんは気になる施設のブースへ移動しお話を聞いていました。 
 東京からいわき市、施設間の移動時間などを考慮するとどうしても実際に見学できる施設は限られてしまうのですが、合同就職説明会には複数の法人・事業所が集まっていることで様々な施設の話を聞けて良かったとの感想もいただきました。
 移住コーディネーターの鈴木さんにも、移住に関する相談を受けていただきました。

 いわきの合同就職説明会は、いわき・ら・ら・ミュウ内での開催でしたので気になる法人・事業所の話を聞き終えた参加者はいわき・ら・ら・ミュウ内を自由に散策いただきました。
 いわき・ら・ら・ミュウには、小名浜の海産物などのいわき市の名物はもちろん、福島県内のお土産が集まっています。いわき市の思い出と共に、皆さん様々なお土産を購入されていたようでした。

 朝8時から始まったバスツアーも19時には東京駅に到着しました。
 今回参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。

■福祉のお仕事発見バスツアー(郡山駅発田村市行)開催決定

田村市内の施設を見に行くバスツアーが11月3日(金・祝)に開催されます。
郡山駅発着で県外在住の方はもちろん、県内の方も参加可能です。
詳しくはこちらからご確認ください。

 本会では、これからも福島県相双地域等や福祉施設を知っていただくためのイベントの開催を予定しています。
 イベントの開催情報は、ホームページやSNS(InstagramFacebook)をチェックしてください。