3 #地域を支える方のインタビュー

帰郷して1年。仕事も家庭も大切にすごせる環境に感謝

大久保 依里 さん

勤務施設
エデンの家(いわき市)
就職時期
平成26年4月

Chapter.01

福島県の介護職として1年間働いてみていかがでしたか?

エデンの家は、障がいをもつ未就学児の「児童発達支援」、養護学校下校後からお迎えまでの「放課後等デイサービス」、主に重い障がいのある18歳以上の方が対象の「生活介護」など、複数の事業を行う施設です。

この1年、私は「生活介護」を担当してきました。仕事の流れはわかってきましたが、利用者さんとよりよい関わりのためには試行錯誤の連続です。言葉でコミュニケーションできない方も多いので、表情やしぐさから気持ちを察知できるように、ていねいに向き合うことを心がけています。また、看護スタッフや保護者の方たちとのコミュニケーションから得られる情報がとても大切だと実感しています。

Chapter.02

福島県での生活はいかがですか?

神奈川県出身の夫も今回いわき市に来て高齢者施設で働きはじめました。職場が変わったことで夜勤の回数が減って時間に余裕ができたので、家族で過ごせる時間がずいぶん増えました。震災の年に生まれた娘は、元気に幼稚園に通っています。広い園庭や公園で、のびのびと外遊びできるようになったせいか、ほとんど病気をしなくなりました。実家の母の応援も得られるので、私も仕事と育児が無理なく両立できています。

うれしいことに待望の第二子を授かることができて、夏頃には産休に入る予定です。私の妊娠を職員の皆さんが温かく受け入れてくれて、身体に負担のないように移乗や入浴の業務を快く代わってくださるので、本当にありがたいですね。

Chapter.03

これから福島県の介護職を目指す方にアドバイスを!

神奈川では待機児童が多くて認可保育所に入れることができませんでした。いわき市は、首都圏ほど競争率が高くないと聞きます。幼保一体型など保育施設の選択肢が増えてきていることもあり、子育て環境は充実しているといえそうです。また、いわき市にはスパリゾートハワイアンズやアクアマリンふくしまなど、魅力的な観光スポットがあるので休みの日は楽しく過ごせます。神奈川県に住む夫の母も気に入ってくれて、昨年は5回も遊びにきてくれたんですよ。