17 #県外から就職した方のインタビュー

1日1回は利用者さんを笑かしたい

山口 明子 さん

勤務施設
特別養護老人ホーム いいたてホーム(飯舘村)
就職時期
令和3年9月
取材時期
令和4年11月24日

Chapter.01

きっかけは「いいたてホーム」に応援に来たこと

 当時勤務していた介護保険施設で、被災地介護施設再開等支援事業(※)によりいいたてホームに半年間ずつ数人の職員を応援職員として派遣するという話があがりました。
 派遣の話を聞いて、「自分でも何かできることがあるのでは」という思いと、こんな機会でもないと他の施設を見ることもないので、別の施設の介護の仕方などを学んで自分自身のスキルアップに繋げたいと思って応募しました。 

※被災地介護施設再開等支援事業…避難指示解除区域等で再開した介護保険施設の人材不足や入所者の受入促進を図るために、福島県内外の社会福祉法人施設等から介護福祉士を応援職員として募集し支援する事業です。福島県から委託を受け、(一社)福島県老人福祉施設協議会が行っています。

Chapter.02

しっかりと利用者さんに向き合える環境に心動かされて

 「いいたてホーム」は、飯舘村で唯一の介護施設です。利用者さんや職員の方達も顔見知りが多いという事から家族皆で過ごしているような雰囲気がとても良いです。日常のケアの中でも昼食を作ったり工作をしたりと、利用者さんと職員が一緒に楽しんでいます。
 また、以前の介護施設では従来型の集団ケアで、利用者さん一人ひとりとゆっくりコミュニケーションをとるということが難しかったのですが、ここではゆったりとした時間の中でケアができるので、そういった環境に魅力を感じて、「いいたてホーム」への就職を決めました。
 今は、1日1回は利用者さんを「笑かそう」と思って利用者さんのケアを行っています。笑うことが一番だと思っているので。

Chapter.03

以前とはまったく違う福島での暮らし

 以前働いていた介護施設は、都市部の住宅地にあり遊ぶところや飲食店もたくさんあったので、仕事終わりに遊びに行ったりお酒を飲みに行ったりしていました。
 飯舘村では、唯一あるコンビニエンスストアは20時で閉まってしまいますし、スーパーは車で20~30分運転していかないと無いので、そこは不便だと思います。ただ食材等はまとめ買いできますし、遊ぶ場所がなくても特に気になりません。無かったら無かったでいいかなって。
 かえって街の光が少ないので星がよく見えます。特に冬場は空気が澄んでいるので流れ星が綺麗に見えて、都会では見れない景色です。

Chapter.04

まずは挑戦してほしい

 お年寄りが好きで話が好きな人や工作やイベント等をいろいろ考えて作ることが好きな人は福祉や介護の仕事に向いていると思います。
 もちろん、辛くてしんどいと思うときもありますが、利用者さんから「ありがとう」の笑顔に、この仕事をしていて本当に良かったと思えます。
 新しいことを始める時は不安で、進むことをためらうかも知れませんが、一度きりの人生ですのでまずは挑戦してみてください。

上司・同僚からの声

山口さんってどんな方?

同僚の方

 山口さんは、「いいたてホーム」にすっかり馴染まれ、傍にいるだけでとても安心感がある存在です。
 時折、関西弁も出たりして場が和んだり、また、行動力や責任感が人一倍あることからもとっても頼りになっています。
 今後も一緒に「いいたてホーム」を盛り上げ、笑顔の絶えない施設を継続して行けたらと思っています。

同僚の方

 山口さんは、利用者さんの笑顔や笑い声を引き出すのがとても上手く、尊敬できる先輩です。
 慣れない方言や風土で戸惑うこともあると思いますが、毎日楽しそうに働いている姿をみて、私自身も頑張らなきゃと刺激をもらっています。

あとがき

「これからの目標は?」との問いかけに、「いいたてホームの職員を増やしていきたい!」と回答された姿が印象的でした。もっと施設の良さを発信したいと、2022年から「いいたてホーム」のインスタグラムを始めたそう。皆さんもぜひ覗いてみてください。(橋本)